日本映画監督協会・下町ダニーローズ合同句会

 参加者 日本映画監督協会から根本順善、村上靖子、内藤忠司、辻伸一。ダニーローズから柳家一琴、酒井莉加、山咲小春、入月謙一、河合謙介、鈴木夏未、高慎太郎、立川談四楼令夫人(スタッフとして芝居のお手伝いをしていただいている)。そして宗匠立川志らく。計12人。内、内藤、辻は投句。全員敬称を略させていただきます。

兼題(あらかじめ出されていた季語。ようは宿題で詠んでくるということ)
=焚き火・初夢・吹雪
席題(その場で出された季語。即興で詠むということ)
=福袋・お年玉・独楽

 投句もあり、全部で75句が詠まれまた。無記名で各々が天地人(1位2位3位)、佳作3作、そして最低の句、駄句を選び以下の結果が出ました。

残された 吹雪の中に 残された 談四楼令夫人

独楽廻れ 涙ぬぐう間 廻れ独楽 内藤忠司

夜霧降る ポストの上に 福袋 宗匠志らく

佳作
ふと思う 越後の吹雪 猪口止めて

佳作
冬吹雪 道ゆく人は 般若顔 入月

佳作
放たれて 自由を謳歌 独楽に見る 宗匠志らく

佳作
ラブレター 焚火焚けず 資源塵 村上

佳作
未練ごと 焚き火と共に 燃やしたい 夏未

特別賞 残された 吹雪の中に 残された
 
 佳作が同点数だったため五作になりました。以上がベスト8ということです。天に輝いた談四楼師匠のおかみさん、初参加でいきなりの天。そして宗匠が天に選んだ句に与えられる特別賞も同時に受賞となりました。次回、作家である主人の談四楼師匠が参加した場合、女房が強敵となります。おかみさんもこれがビギナーズラックといわれないためにも次回、頑張っていただきたいと思います。それにしてもすごい句です。かなり現代詩に近い作品ですが、吹雪の中での絶望感が震えるほど伝わってきます。地の句は内藤ワールド。映像的です。人は私の句。福袋というと中身を見たいとか、行列をするとか詠みがちですが、そこを捻り、福袋があるわけがない場所にそれをおき、物語の始まりを思わせるように詠んでみました。

そして栄えある駄句に選ばれたのが

駄句
ホリエモン お年玉すら ナイエモン 酒井莉加

でした。入選常連の彼女が初の駄句に選ばれてしまいました。あまりのくだらなさに12人中6人がこれを駄句にしました。


総合得点これは各人がこの日、6句詠んで合計で何点稼いだかを争うものです。

ちなみに天5点、地4点、人3点、佳作1点、駄句マイナス1点。

1位
 宗匠志らく  29点

2位
 内藤忠司  21点

3位
 山咲小春  20点

4位
 鈴木夏未  16点

5位
 談四楼令夫人  13点

6位
 柳家一琴  12点

7位
 辻 伸一  10点

8位
 河合謙介   9点

9位
 村上靖子   8点

9位
 入月謙一   8点

11位
 高慎太郎   4点

12位
 酒井莉加   2点

13位
 根本順善   1点

 

辻は投句で兼題の3句だけの参加で10点ですから凄いです。酒井莉加は駄句でマイナス6点が響いての2点。これがなければもっと上位にいったはずです。初参加の山咲小春は入選こそしませんでしたが、コンスタントに点を集め堂々の3位。前回、監督協会の句会で天を獲得して絶好調だった根本がなんと1点。若い人に指示される句を詠まねばと反省しきりでした。やはり初参加の鈴木夏未も入選、そして総合点も上位と奮闘。今回で四回目の参加の一琴が初参加で入選した人を見て、ユーモア賞での入選しかしたことがない自分を悔しがっていました。今回からそのユーモア賞は廃止。俳句そのもんがユーモアのものだからなくしました。総合得点1位は私志らく。詠んだ句全てに点が入り、総合1位。宗匠の面目がたちました。