1月15日、池袋ルノアール・パルコ横店にておこなわれた。出席者は、談四楼(駄兄)、一琴(横目家)、阿部(親子丼)、鈴木(写雅句)、内藤(荒媚庵)、高田(紀之元)、根本(敷島)、志らく(仏蘭木)、片岡(紫香)、入月亭(入月)、高(生獣)、村上(鵞樹丸)。岡、莉加(酒井)投句。新たに原武、河合、西永が加わる。計99句。この中から今月の天地人、佳作3句を選びます。更に今年から駄句の天地人も選ぶことになりました。全員敬称を略させていただきます。
| 兼題(あらかじめ出されていた季語。ようは宿題で詠んでくるということ) |
=雪合戦・初詣・獅子舞
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| 席題(その場で出された季語。即興で詠むということ) |
=書初・竹馬・寒の雨
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天 |
茜色 下校時刻の 雪合戦 |
莉加 |
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地 |
湯けむりの 向こうにのぞく 寒の雨 |
横目家 |
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人 |
書初めの 墨一滴に 息を止め |
紫香 |
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佳作 |
書初めや 意味も知らずに「愛」と書く |
西永 |
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佳作 |
やんわりと あの娘に飛ばした 雪合戦 |
鵞樹丸 |
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佳作 |
良き人と 添って眺むる 寒の雨 |
親子丼 |
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駄天 |
かきぞめで 悩殺気分 ちらりみて |
莉加 |
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駄地 |
目を狙え 石を隠した 雪合戦 |
河合 |
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駄人 |
竹馬と 車は急に 止まれない |
河合 |
宗匠が天に選んだ句に与える特別賞
それぞれの題のトップ
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雪合戦 |
茜色 下校時刻の 雪合戦 |
莉加 |
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初詣 |
初詣 屋台の灯り 後にして |
生獣 |
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獅子舞 |
獅子舞に 命の音色 ふきこまれ |
莉加 |
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書初 |
書初めの 墨一滴に 息を止め |
紫香 |
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竹馬 |
ぽっきりと 折れた竹馬 主は来ず |
紫香 |
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寒の雨 |
湯けむりの 向こうにのぞく 寒の雨 |
横目家 |
初参加が多いのと駄句天地人という新ルールが入った為、大荒れ。昨年優勝の宗匠仏蘭木が低迷。荒媚庵、駄兄といった上位人も苦戦。紫香、横目家が好調なスタートであった。
波乱は天の莉加だ。天を取りながらも駄天も同時に取ってしまった。
初参加の河合は句会荒らしである。断トツの駄句王になり、自ら選んだ駄天に宗匠の句を選ぶ失態であった。
莉加の天の句は、色が鮮やか。雪が夕日に染まっている様を見事に詠んだ。難を言えば漢字が多すぎ。俳句はなるべくやわらかく表現すべきである。
横目家の地は暖かさと寒さが同居した素晴らしい句。「向こうにのぞく」が湯で「のぞく」だから面白いととる場合とつまらないととる場合がある。もっと豊かに「湯けむりに かすんで浮かぶ 寒の雨」と詠んだらどうか。
紫香の人は書初めの本質を凄みとともに詠みきった。俳句らしくするには「書初めや墨一滴に 息をのみ」と宗匠ならそうする。
西永の佳作は「愛」がいやらしいという人と素敵という人に分かれた。面白い句ではある。むしろ「なんにも知らず」がつまらない。「書初めや 愛と書きつつ 横たわる」の方が面白い。
鵞樹丸の佳作は優しさに溢れている。「あの娘」という表現がうまくない。特定せず「やんわりと おなごに投げて 雪合戦」でいい。
親子丼の佳作も「良き人」が駄目。特定せず「旅の宿 添って眺むる 寒の雨」でよい。想像力が広がる。
駄天の莉加はちと気の毒。
河合のはいずれも酷い。「竹馬と車は急に止まれない」これは俳句ではありません。ちなみに河合が駄天に選んだ宗匠の句は「書初に 当たる光に 浮かぶ夢」であった。
もうひとつ、宗匠の自信作に駄が入った。「獅子舞に 吠える近所の 犬とあほ」。
傑作である。獅子舞がくると犬と与太郎が大騒ぎした、これが昔の東京の様子である。
総合得点これは各人がこの日、6句詠んで合計で何点稼いだかを争うものです。
ちなみに天5点、地4点、人3点、佳作1点、駄句マイナス1点。
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1位 |
紫香 |
29点 |
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2位 |
横目家 |
21点 |
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3位 |
西永 |
15点 |
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4位 |
親子丼 |
12点 |
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5位 |
荒媚庵 |
11点 |
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6位 |
写雅句 |
10点 |
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6位 |
鵞樹丸 |
10点 |
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6位 |
生獣 |
10点 |
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9位 |
紀之元 |
5点 |
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10位 |
岡 |
2点 |
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11位 |
駄兄 |
1点 |
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12位 |
仏蘭木 |
0点 |
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13位 |
敷島 |
−2点 |
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13位 |
桜井 |
−2点 |
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15位 |
莉加 |
−7点 |
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16位 |
原武 |
−10点 |
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17位 |
河合 |
−46点 |