ラスベガス3日目
今日も朝食と昼食一緒。向かいのエクスガリバーホテルのバッフェが安いとのことで出かける。だいたバッフェは20ドル前後。ここは10ドルだ。お城のようなホテル。ただバッフェの場所がわからない。案内図を見ると二階なのだが二階の行き方がわからない。かなりうろついて到着。ガラガラ。嫌な予感。今までのバッフェは先に料金を払い、係りの人に席まで案内をされ、そして飲み物のオーダーをきかれた。しかしこちらは誰も席までつれていってくれない。適当に座る。誰も飲み物のオーダーにこない。どうしたらいいのかとキョロキョロしていたら、ようやく店員のおばさんが来て、レシートを見せろという。見せると今度は飲み物はフリードリンクだから勝手に注ぎに行けと。なるほど安いわけだ。で、料理だが、これが酷い。中華コーナーがあり焼きそばをとったら、甘かった。妻は食べられるものがなく呆然。私は果敢に挑む。そして敗れる。妻はデザートにケーキをとってきたが、ふわふわそうに見えたそれが石のように硬く、ひとくち食べて紙に包んで隠していた。
ほうほうの体で逃げ出す。2階のフロアをうろつく。私がトイレから出てきたら、妻が黒人の少年にナンパされていた。黒人、私の顔を見るや、「アイム ソーリー」といって逃げ出した。妻はただ喋っていただけだという。でもナンパに決まっている。ナンパじゃなければ、私の顔を見たとたんに謝るはずがないのだから。
エクスガリバーから隣のニューヨークニューヨークへ。中はまさにニューヨーク。だからここにはバッフェはない。喉が渇いたからジュースを買おうと思ったが、小銭がなかった。カジノでくずそうと出向く。100ドル札をいれて、少し負けて、キャッシュアウトの紙を機械からだして、それを換金すればよい。スロットに100ドルをいれる。するとちょこっと揃って100ドル25セントになった。これは儲かったと、キャッシュアウト。100ドル25セントを換金すると、100ドル札と25セントコインが出てきた・・・。意味なし。両替出来てない。もう一度、スロットを。25セント負けて、99ドル75セントになった。
ニューヨークニューヨークではコーラはペプシのみ。他はどこもコカコーラなのに、さすがはニューヨーク。私はコカコーラのほうが断然好きです。
ニューヨークニューヨークを出て、妻がホテルベネチアンにあるショッピング街に行きたいというので向かう。途中、スーパーマーケットに。そこでねじ耳とあだ名をつけたお菓子を発見。ニューヨークにいくと必ず買うスナック菓子で、ロス、ラスベガスでは見つからなかったのだ。耳をねじったような形だからそれでねじ耳。購入。猛暑の中、また歩く。歩くのが好き。旅人。
途中、外の売店でビールを買うと、6ドルとられた。ぼられました。外で6ドルのはずがない。MGMの中の売店ですら5ドルです。
「バグジー」で有名なマフィア、ベン・シーゲルが建てたホテルフラミンゴラスベガスに気がつく。最初は手前のカジノの建物をそれだと思い、妻に「小さいね。多分、昔は大きかったんだよ。錆びれたね。駄目だねマフィア」と言ったのだが、となりでした。錆びれていません。立派なホテルでした。
ベネチアンに到着。川があり、カヌーが行き来をしている。観光客が乗っていた。船頭が舟歌をうたっていたが、円生師匠の「三十石」の舟歌の方が良かった。
ショッピング、といったってなにも買わず、ただ散歩。ベネチアンの隣にマダムタッソーという蝋人形館があるというので捜すが、ホテルがでかすぎてどこが隣か分からず迷う。ようやく見つけた。入り口にジョン・ウエインの蝋人形。入園料が一人23ドル。どうしようかと悩む。入り口にテレビがあり中の様子を少し見せてくれていた。するとタイガー・ウッズの蝋人形が・・・やめる。ラナ・ターナーやデビー・レイノルズの蝋人形は絶対にありません。
帰りにマクドナルドに入り、コーラを飲み、途中、暑さのために倒れて介護されているお爺さんと、歩道橋の上で「1ダーラー、1ダーラ」と水を売る汚いおにいちゃんを横目に、ホテルへ。少しカジノをして、一服してからいよいよ「カー」シアターへ。
入り口で「ベラベーラ」と叫ぶおじさん。どうやら「プログラム」といっているのであった。「カー」は切符のもぎりから、座席案内の人まで衣装に身を包み演技をしていた。
正面のいい席。いやはや、驚いた。これは凄いショーだ。「オー」より面白いし、凄い。説明のしようがない。凄すぎる。人間技とは思えない。セットも次から次へと変わり、すさまじい。高いところに砂浜があり、砂の中から色々なでかい虫が出てきて、やがて砂浜が斜めになり、砂が全部下に落ち、その地面が垂直になり、90度の壁を平行に人間が飛び回って、チャンバラをやり、もう意味がわかりません。ほとんどダレ場もないまま終った。「オー」が水に対し、「カー」が火。でも火のことなんか忘れてしまうほど見入ってしまった。これはもう一度観たいです。次の日、ホテルサーカスサーカスの無料サーカスを見に行こうと思っていたが中止にしました。これを観ちゃったら無料のサーカスなんて見ていられません。
妻も興奮していた。夕飯はMGM内の日本食の店へ。店員は日本人の顔をしていながら英語。むかつく。寿司を注文しようと、店員にこれと指差し、読んでみると「・・・刺身」、おっと寿司ではなく刺身の盛り合わせだった。すぐに取り消し、寿司はどれと聞き、もうテンパッテしまい、適当にこれをお願いと頼む。妻がなにを頼んだのと聞くので、なんとなく一番上のを頼んだと答える。来たのが、甘エビ2貫。12ドル!高い!それに私は甘エビが大嫌い!すぐさまかっぱ巻きと鉄火巻きを注文。硬い。釘が打てるほど硬い巻き寿司であった。生春巻きの鶏肉包みを注文。きたのはレタス巻きでした。これはおいしかった。
そばの席に日本人のカップルが座る。男は西城秀樹みたいなカッコをしている。あきらかにホスト倶楽部の男がおばさまにラスベガスにつれてきてもらったという感じだった。最初はタイ人だと思い、日本語はわかるまいと大きな声で、「なんだ、あいつ西城秀樹か!」と言っていたが、途中、日本人だとわかり、小声になる私。だけどむかつく男だった。足なんぞを組みながら、下手くそな英語で堂々とオーダーをとってけつかる!お前も甘エビを注文しろ!
食事がすんで、カジノを。妻と20ドルづつ。私はポーカーゲーム。妻はすって私の勝負を見物。20ドルが30分ぐらいもっている。そろそろよそうかと思ったその時、クローバの10,J、
Q、Kが出た、妻がクローバが出た らフラッシュだし、クローバーの9が出たらストレートフラッシュだよという。私は、いや、クローバのAが出たらロイヤルストレートフラッシュだよ。最高の手だ、はははと笑いながら押したら、本当にクローバーのAが出ちゃった。大当たり!コイン4,000枚である。その台の最高の枚数が出てしまった!これで億万長者だと喜んでいたが、5セントの機械で、勝負額が15セント。4,000枚でても200ドル。つまり2万円でした。パチンコか!1ドルの機械でやればよかった・・・。でも凄い。ロイヤルストレートフラッシュをラスベガスで出すなんて、これは凄いことです。
しかしこの運が次の日の晩、とてつもない悲劇をよぶのです。
それはさておき、テンションがあがった夫婦でしたが、私はテンションが続かない性格で、すぐにさめて冷静になってしまうのです。妻はテンションが続くタイプ。ビールを飲み、酔っ払い、外に出ようと大騒ぎ。夜のラスベガスで飛び跳ねている。私は早く寝たいと怒り出し、なぜかとてつもなく険悪なムードになってしまった。妻がただ酔っ払ってMGMの巨大ライオンの下でビール片手に煙草をすっているだけで、「日本人の子供のパンパンと思われるだろう!」とわけのわからない叱り方をしてしまいました。
明日はラスベガス最後の日。夜の悲劇までまだ少し時間があります。
つづく