社団法人全国病院理学療法協会(略称 全病理)東京支部会は、あん摩・マッサージ・指圧師、はり師・きゅう師等に関する法律(昭和22年法217号)が制定されたのに呼応して、全国の病院や診療所などの医療・保健機関で理学療法に従事する者の学術団体 東京医療マッサージ師会 として発足したのが始まりで、昭和27年4月に協会本部と分離して、東京支部会となりました。その後協会は、昭和38年に社団法人の認可を受け、昭和41年に社団法人全国病院理学療法協会に改名して、現在に至っています。東京支部会は、協会本部の所在する地元支部として、常に協会本部と軌を一つにして歩み、全病理の発展に貢献しています。現在までの、全病理の主な活動の成果を紹介すると
昭和40年 理学療法士・作業療法士法の成立
昭和63年 あはき関連法規一部改正、東洋療法研修試験財団、柔道整復研修試験財団の設立
平成4年 理学療法施設承認基準Vに理学療法経験専従者が組み入れられる
平成8年 理学療法施設承認基準Uに運動療法機能訓練技能講習会受講者が組み入れられる
平成 10年 医師、看護師、PT、OTなどに加えて、あん摩・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師等にも、介護保険・介護支援専門員(ケアマネージャ)の受験資格が認められる
平成12年 全病理主催の運動療法機能訓練技能講習会が介護保険における福祉用具専門相談員の指定講習会となる
運動療法機能訓練技能講習会の実施及び技能認定登録制度への対応
この講習会を修講し認定試験に合格したマッサージ師・柔道整復師等は、福祉用具専門相談員の資格が取得でき、また、技能認定登録者として全病理の技能認定登録制度に登録することにより、運動器リハビリテーション科(T)及び(U)、脳血管疾患等リハビリテーション科(U)及び(V)の施設において診療報酬算定要員となります。
などが挙げられ、全病理は、常にPT以外の理学療法従事者の資質の向上、社会的地位の確立に努めてきました。