プレミアリーグ、さぁ開幕です。
8月18日各地で2012-13シーズンの幕が切って落とされた。
今シーズンのプレミアにはマンUにMF香川真司、ウィガンにFW宮市亮、サウサンプトンにはFW李忠成等が加わり、
例年以上に興味が深まるシーズンとなりそうです。
開幕試合となったアーセナルはホームにサンダーランドを迎えた。 昨シーズン得点王のファン・ペルシ、中盤の要、ソングの姿は当然無い。
アーセナルは昨シーズン、序盤の低迷が尾を引き、終盤の優勝争いでは蚊帳の外に置かれた。
2004-5シーズンFA Cup優勝以来7シーズンに亘ってタイトルから遠ざかっているベンゲルにとって、このシーズンのホームでの初戦は恐らく非常に大事な一戦だった筈。
結果はスコアレスドロー。試合内容も、ポジション52%のアーセナルらしからぬ数字が物語る様に、嘗ての小気味良いスピード感煽るる動きは面影も無く、
なんとも短調な攻めに終始した一戦となった。
昨シーズン、チャンピオンズリーグ、FA-Cupの二冠を果たしたものの、リーグ戦6位に低迷したチェルシーのシーズン緒戦は対戦カードの妙に恵まれそうである。
開幕戦はアウェでウィガン。ミッドウィークはホームに昇格したレディングを迎える。
ウィガンは昨シーズン、最下位が指定席だったが最終盤を7勝2敗で走り抜け、降格を免れた。
戦力的には毎シーズン降格候補に挙げられるチームを相手に開始2分、イワノヴィッチが右足で強烈に蹴り込み、その5分後にはトーレスが倒されPKを得ると
ランパードが確実にゴールネットを揺らした。残りの時間を省エネモードで切り抜けられるチーム力が印象に残った。
ドログバが嘗てのチームメイト・アネルカと共に北京に去った今シーズン、トーレスのワントップをベースにどんな攻撃態勢を整えられるか?
チェルシー・サポーターならば何はともあれ、シンデレラ・コーチ、ロベルト・ディ・マッテオの幸運の続くことを、望んで止まない。
昨シーズン、1968年以来44年振り3度目のリーグ優勝を飾ったシティはホームに8シーズンぶりにリーグ復帰のサウサンプトンを迎えた。
サウサンプトンは2004-5年シーズン20位で降格するまで、26シーズン余りトップデビジョンに所属した名門チーム。プレミア降格後、2ランク下の
「リーグ1」まで落ちたが、それを2シーズン抜け出し昨シーズンはリーグ「チャンピオンシップ」でシーズンを通じて一度も自動昇格圏の2位より下位に落ちることなく
プレミア昇格を果たした。
試合はシティが前半、ナスリ・テベスの連携で先制するが、サウサンプトンは細かく繋ぐサッカーを基本に徐々に持ち味を発揮し後半50分、最近4シーズンで3度、
所属するリーグの得点王を獲得し2011-12シーズンにはプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたリッキー・ランバートが豪快にゴールの左サイドネットを揺らし
更に68分、自陣でシティのパスをインターセプトするとサウサンプトンは5人が駆け上がり、残っていた3人のシティ・ディフェンスを交わしての逆転ゴールは
圧巻であった。
シティはその後、エディン・ジェコ、ナスリのゴールで逆転したが、王者を苦しめたサウサンプトンの健闘には大きな喝采を送りたい。
マンチェスター・ユナイテッドは敵地 Goodison Parkでエバートンと対戦。香川真司は先発でフル出場を飾ったが、チームは0-1で敗れ苦味のプレミア・デビューとなった。
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